眠れない夜に…「猫を抱きまくらにすると、どうなると思いますか?」
猫を抱きまくらにすると、どうなると思いますか?
全世界の猫好きな方から怒られそうな話をしますが、猫と寝ると高い確率で寝不足気味になります。
理由としては、夜中に突然起き出して枕元で大合唱、同じく謎ダッシュ!そして、人の布団で寝る際のポジションは狙ってセンターど真ん中。
ベッドの主役は自分(人間)のはずが、アレ?ワタシハドコデネルノ???となるんですよ。
なだめすかしてどかしても容赦なく舞い戻り、やはり巧みに邪魔なポイントを陣取るんです。もうね、嫌がらせです。
夜の闇の中で猫とトリャーソリャーと攻防戦を繰り広げている内にやうやう白くなりゆく夜明けなんて、清少納言でも枕草子のネタにできまいってとこです。
じゃ、じゃあ我々の安眠装置は何にしたらいいでがんスか?!そんな迷える子羊さまたちにお勧めしたいのが、犬、じゃなくてぬいぐるみです。
はい、ぬいぐるみ。動物のでもいいですし、推しがいて、そのキャラの“ぬい”があるのでしたらそれでも全然いいのです。
あなたの好きな力加減で抱きしめても文句ひとつ言わず抱かれ続けてくれて、用が済んでコロリとベッドから落としても(寝ている間に落としてしまっても)枕元で大合唱したり、謎ダッシュもしたりしません。 翌朝あなたが起きて拾い上げてくれるまで静かにそこで待って(落ちて)いてくれます。 彼らは我々主君に従順なシモベなのです。猫と違って。
少し強引に心理学的なお話に流れを変えますが、ぬいぐるみを始めとするふわふわした物から得る安心効果というのは確かにありまして、
小さい子がぬいぐるみを肌身離さず持っているのもそういった理由があるからなんですね。
これを心理学では【ブランケット症候群】と呼んでおります。
そしてこのぬいぐるみによる安心、安眠効果は大人でも同じ効果があります。
読者の皆様におかれましても、寂しさや不安感から人知れず眠れぬ夜が訪れた際には、どうぞ、猫ではなくてぬいぐるみに安らぎをもらってご安眠くださいね。。。
こう書いている二枚舌の私は、今まさにこれから書いている事と真逆の、
愛猫(雑種 キジトラ 雄8Kg)と寝る時刻を迎えつつあるのですが、寝れないんですよ本当に。
もう10年もトリャーソリャーの攻防戦を毎夜繰り広げています。
“夜は短し良く寝よ中年”
抱き枕にて深い眠りに落ちる事を許されるのは、愛猫と今生の別れを迎えるまで私には無いようです。
※本コラムはネコちゃんとの楽しい共眠生活を否定するものではありません。 猫の部分は前哨戦、ネタ程度にお留め置きいただけますと幸いです。(寝にくいのは事実です。)